勘ちゃんの考えていることについて

 

 

 

 

 

 段々段々、最近の『tactics』は、最初のほのぼの路線を外れて、謎が謎を呼ぶというか、謎だらけ、ていうか最終的に謎だけになって、後々それは解決されんのかとか、不安じゃねぇ?とか、そういう感じですが。

 その中の一つの謎について、今回は考えてみましょうね、というところで、このページです。

 

 …まあ、この謎が増えていく展開については、他所サイトさんやら、YAHOO!の読感を書いてる所を見ても、賛否両論という感じで、今のところどこ見てもネタバレが無いのだけが救いです。個人的には。

 あらかじめ言うなれば、dikmyは思いっきりコミックス派なので、ネタバレの心配だけはウチのサイトでは無用です。その分、一旦、何か書いた奴を時間経ってから見ると、本編設定と内容が良くズレてたりするのが、問題といえば問題ですが。

 

 

 

 ――で、今回のテーマ。「勘ちゃんの企み」。

 最新刊の6(327日現在)で言うところの、勘ちゃんの「策略」とは何ぞや――というのが、その詳細です。

 

 このところについては、鬼喰い天狗・春華の協力が必要不可欠なこと、という辺りまでは、誰も反対しないですかね。って誰か、反対意見あります?…ありませんね?

 春華の協力――「tactics」内では、鬼喰い天狗ってのは、一体どんな生き物なのか、どんな特殊能力なんかが備わっているのかとか、今まで全く語られていなかったので、具体的に春華ちゃんを使って何が出来るかなんてのは、今のところ想像も出来ないですね。

 …で、そうすると、今後本編内で語られていくのは、春華ちゃんの、そういった特殊能力方面だということは、予想が出来るかと思います。あとそれから、勘ちゃんとの関係性とかね。

 どんな理由で、勘ちゃんは鬼喰い天狗を探し出したいと思っていたのか。

(あるいは、どうして勘ちゃんに封印が解けたかでも可。)それが関係性。

確かに幼い頃の鬼喰い天狗への憧れなんかも、その一因かも知れないけども。

 

 

 

 では、現在具体的に春華の特殊能力がいかなるものかわからないような段階で、勘ちゃんの企みについて、想像してみましょうか。

ちなみにそんなカードは、今は一枚しか持ってないですがね。

 

 えーと…スギノ村。――覚えてます?

 2巻初登場という、重要人物の癖に登場が遅れた、人間嫌いの白天狗・スギノ様が神様として崇め奉られている村の名前です。…覚えてますよね。

 当時、春と勘の関係がどんなものだったかというと、それなりに仲良し風味で、意外にも春華が勘ちゃんを主人と認めている感じで驚かされたという、あの話。

 勘ちゃんが、どういう理由であの村に赴いたかって、キチンと覚えている人がいるでしょうか。思い出してみてください。

 

 

 

 確かあの時は、美人編集者・レイコさんが神隠しが起こっている村とかいうので、勘ちゃんにお仕事を持ってきたにも関わらず、勘ちゃんは初め、全く乗り気じゃなかった

「カス取り」記事は御免ですよ〜みたいな、さ。

経費は(2人分だけだけど)会社持ちで、温泉付きの旅館に泊まれるという、オイシイ話だというのにさ。

 だけども、村の名前を聞いたら一転、一番乗り気で、村に繰り出した。

 

 その理由っていうのは、アレですよ。知り合いのお坊さんが居たよね。あの人に会って、何か聞くなり貰うなりするためですよ。会って世間話するためなんかじゃありません。で、実際はどうかというと…

 

 

 

 

…貰ってたね。

 

 

 何とかの」。妖怪の言うこと聞かせの輪、とか言ってたっけ?

 普通に考えりゃ、アレはただ単にギャグな話ってので終わりそうな気がするけどもさ。

 ちょっと真面目に別方向から考えてみると、勘ちゃんにはそんな「輪」なんて要らないんだよね。実は。だって、本当に言うことをきかせようと思ったら、名前を呼べば良いわけだし。

 

 

 

 その場合、「勘ちゃんは基本的に、名前の効果で言うこと聞かせるのは嫌いだからだよ」って思う人もいるかも知んないですが、だったら、あんな孫悟空が付けてる輪っかみたいなの付けて言うこと聞かせるのって、同じくらい酷くないスか?

 使役される妖怪のことを思って、勘ちゃんが名前の効果を使用しないんだったら、『頭ギリギリ』(多分)で、言うこと聞かせるのだって、勘ちゃんにとっては嫌なことなハズだとは思いません?

妖怪にとっては、どっちにしろ強制的な使役なわけだからさ。

 

 

 

 

 

 

――で、こっからが、予想

もしかして勘ちゃんは、名前の効果を「使うのが嫌い」、だから「使わない」んじゃなくて、実は今後「使えなくなる可能性があると考えているんじゃないですかね。

そして、効果が使えなくなった時、強制的にだろうと春華を使役(あるいは友達持続と取ります?)出来る状態を維持したい、と。

 ちなみに、名前の効果が使えなくなる要因には何があるかと問われるならば…

 

A.(アニメでもやってるけど)そもそも名前を解除しちゃったら使えない。

 B.鬼喰い天狗の特殊能力は関係無いですかね?

 C.そもそも、どの程度名前の効果は効いてるのかな?

 

 …くらいですかね。

 もし効果が使えなくなるとしたら、あらかじめ対策として、言うこと聞かせの「輪」みたいな胡散臭いのだろうと何だろうと、取り合えず試してみよう、って考えると思いません?……うがち過ぎ?

 

 

 

 

 あ、それとねえ、別にコレは頼光さん対策では無いです。絶対。(←言い切り)

アニメだと、頼光さんが名前解除方向の急進派だけどもね。

 「鬼喰い天狗の本当の力を目覚めさせるには、『春華』って名前が邪魔をしてる」、とかっていう理由で、名前を解除しようと、頼光さんが何か頑張ってるハズ。

 

 …だけどもさ、それは有り得ないって言い切れるのは、順序が逆だからですよ。

 もし上の予想通りに、勘ちゃんが2の段階で名前の効果が効かなくなった時のための準備をしていたんだとしたら、頼光さんが敵として登場したのは、その後だよ?奴が敵だって勘ちゃんが知ったのは、それよりも後だよ?

 てなわけで、頼光対策では有り得ませんね。

 ――頼光以外の人対策ではあるかも知れないけど。

 

 

 

 鬼喰い天狗程の力(具体的にはわからないけど)があれば、誰か狙ってくるのは、想定の範囲内ですよね()

 最強妖怪を倒そうとするなり、仲間に引き入れようとするなり、利用しようとするなり、理由はそれぞれあるかも知んないですが。

 

ちなみに、その点についてはぶっちゃけ、勘ちゃん自身だってやってることは同じなんだけどね。