tactics』普通設定

 

概要:

鬼喰い天狗様、どうか僕を助けに来てください」――それが、小さい頃の願いで。

 その思いを胸に、少年期・青年期と過ぎて、現在は立派な大人になったハズの主人公・一ノ宮勘太郎。もちろん、今でも憧れは諦めません。

 鬼喰い天狗とは、その名の通り、鬼だって喰っちゃうような最強妖怪で、その昔、人知れずどこかに封印され、現在行方知れず。

 憧れが高じて民俗学者にまでなった勘太郎は、当然、奴を探しに行きます。

 ――全国津々浦々。得意の民俗学を元ネタに、天狗に関係ありそうな伝承やら神社やらを探し周ること幾星霜。別件の依頼で尋ねた田舎で、ついに見つけました、それらしき封印箇所。

 果たして封印は解かれ、文明開化、近代化の波が押し迫るこの明治の時代に、彼と勘太郎とヨーコ(妖狐:勘太郎の助手)の、奇妙な三人暮らしが開始されます。

 

 

名前/アイウエオ順

特徴

初登場巻

綾小路 昇菊

(アヤノコウジ ショウキク)

昇菊の名前は、源氏名。娘義太夫(明治に流行ったらしい浄瑠璃を語る若い娘)の中で、ダントツ人気の美人

源頼光からは、茨木童子(イバラギドウジ)と呼ばれていた。

あの御方」とやらが好きで、頼光達とは気が会わないながら、同じ目的のために手を組んでいる。

一ノ宮 勘太郎

(イチノミヤ カンタロウ)

売れない民俗学者妖怪バスター

仕事に関しては、その「どっちも趣味なのよー」と言い切る駄目人間

小さい頃は、妖怪しか友達が居ないような淋しい子供だったが、現在はそれを払拭するくらいにイメージチェンジ。イジメっ子のようだと、春華からは言われた。

英語が堪能で、幼い頃は神童と評判だったらしい。

エドワーズさん

自称・英国国教会所属のエクソシスト兼日本のキリスト教横行防止監視員。

人の良さそうな笑顔が印象的な、日本の袴大好きハカマニア(あのヒダが良いらしい)

スギノ

妖怪。白天狗

元々は人間だったが、嫌気が差し、天狗道を学んで天狗になった。

その修行はメチャクチャ厳しいらしく、天狗になった現在も、苦労があるらしい。

ちなみに、むーちゃんとは夫婦(ベタ惚れ)。

蓮見 了寛

(ハスミ リョウカン)

勘太郎とは大学での同期(後輩)。売れっ子な民俗学者宗教学者。ちょっと老け顔

やっこちゃんのことが好きっぽい。一方、妖怪否定派で、勘太郎とは犬猿の仲。

英国留学中にロザリーを引き取る。

春華

(ハルカ)

妖怪。最強の鬼喰い天狗(のハズ)。激・美男

長い間封印されていたが、最近、勘太郎によって開封される。

そのためか、封印時やそれ以前の記憶が無く、自分の存在に疑問を持っている。

封印される前からスギノとは知人同士で、その当時はあまり人が好きではなかったらしい。

空を飛んだり、錫杖を出したり、を自在に操ることができる。光物(特にガラス製品)が好き。

ちなみに、現在の名前を付けたのは勘太郎。

源頼光

(ミナモト ライコウ)

国家公認退魔師。源家の若き当主。愛刀は、童子切安綱。

いつも冷笑を口元に湛えているのが印象的。人によっては生意気と取るかもしれないけれど。

先祖が倒せなかったという、庚申眼の鬼喰い天狗を倒すと口では言っているが、弱すぎても詰まらないという、ちょっと気分屋な青年。

現在、茨木童子を自分の屋敷に住まわせている。

むーちゃん

妖怪。「むー」が口癖の謎生物

愛らしい容姿に惑わされがちだが、九字すら飲み込む、実は最強かもしれない謎の妖怪。

ちなみに、スギノが言うには「自白させるなら、むーちゃんにお任せ」、らしい。

やっこ

勘太郎の幼馴染。姉御肌な人で、小さい頃のイジメられっ子だった勘太郎を知っている。

神田で人気の芸子。美人だが「S」らしいので、扱いには要注意。

ヨーコ

妖怪。普段は女性の姿をしているが、その本性は妖狐。表向きは、民俗学研究の助手。

感情の起伏によって、たまに耳が出たりする。

勘太郎とは、春華がやってくる以前から同居しており、主に炊事・洗濯・掃除等担当で、家計の足しに、近所の喫茶店でアルバイトをしている。

レイコさん

勘太郎の出してる民俗学の本の編集さん。

美人だが、取立ては厳しい。

ロザリー

金髪碧眼の外国の子供で、日本語が堪能美少女

いつも熊の縫いぐるみを抱え、ゴスロリ風味の服装を標準装備している。

独り言が多いということで、蓮見からは心配されているが、仲は結構良い。

現在、蓮見(独身)の養子に入っている。

渡辺 末吉延

(ワタナベ スエキチノブ)

頼光の部下

やたら話が長いのが玉に傷。真面目でお堅い性格の軍人。背が高く頑丈。